2009年06月27日

ひさしぶりにSuperFetchを有効にしてみた

親Vista派の私でも「OSを売るっていうレベルじゃねーぞ!」と欠陥品の烙印を押したのがSuperFetchです。

本来ならフォアグラウンドアプリケーションの動作を妨げてはいけないはずのSuperFetchが、HDDの性能を無視してアクセス要求をし、HDDがフル稼働状態になって他のアプリケーションからのアクセスをほとんど処理できない状態になることがありました。(GoogleEarthを起動した後とかによくなってた)

この状態になってしまうと、SuperFetch無しなら5秒程度で起動できるはずのアプリケーションの起動に5分以上かかってしまい、起動を速くするための機能が逆効果になってしまいます。

そんなわけで私はVistaを使い始めて数ヶ月でSuperFetchは無効にしました。

ところで先日、VistaにSP2を適用した直後くらいに、以前購入してから2週間で紛失したUSBメモリをPC裏のケーブル地獄の中から発掘しました。既に代わりのUSBメモリを買ってしまい、とくに使い道もないので、せっかくだからReadyBoostでも試そうとひさしぶりにSuperFetchを有効にしてみました。

SuperFetch&ReadyBoost状態で使い始めてから、そろそろ1ヶ月くらいになりますが、以前体験したようなネガティブな症状はいまのところ全く発生していません。これがReadyBoostのおかげなのか、それともSP2で改善されたのか、あるいは当時使っていたアプリケーションと今ではファイル構成が違ってアクセスパターンが変化したのか、理由は良く分かりませんが今のところ良い感じです。

ReadyBoostのアプリケーションの起動が速くなる効果はあまり体感はできませんが、HDDのカリカリ音が減って静かになりました。また、他のアプリケーションが必死にHDDアクセスしてる最中に別のアプリケーションを立ち上げるというような使い方をしても、すんなり起動してくれます。

私と同じようにSuperFetchに絶望して無効にしている方は、もう一度試してみるといいかもしれません。

このままReadyBoostも使っていくことにしたので、今まで無頓着だったUSBの接続系統も整理してみました。

usb

ReadyBoost用のUSBメモリは帯域をフルに活かせるように、他の高帯域デバイスとはホストコントローラが分かれるようにしました。USBは1つのバスを時分割でシェアするので、こんな風に分けた方が速度は出ると思います。たぶんw

2009年06月27日 【PC環境・周辺機器】 | コメント(0) |
2009年06月21日

DELLのe-IPS液晶モニタ2209WAを購入しました

先日DELLから発売されたe-IPSパネル採用の液晶モニタ2209WAが、キャンペーンディスカウントで19,800円になったので、さっそく購入しました。

このモニタの特長は次のような感じです。

  • 廉価版とはいえIPSなので視野角がとても広い
  • スタンドの出来が良い(ピボット対応で画面を縦にも出来る)
  • 遅延は1フレーム未満?
  • リフレッシュレート75Hzに対応
  • モニタにUSBハブ機能付き(モニタの電源を切るとUSBハブの電源もOFFになるので注意)
  • 工場出荷時の設定ではガンマカーブがおかしい?

遅延はビデオカードのクローン表示での測定は誤差があることを以前書きましたが、分配器を使って測定した人がいます。

http://www.hardforum.com/showpost.php?p=1034028590&postcount=1263

CRTと比較している写真を見ると、CRTの走査線と同じ位置でうっすらと同じ数字が見えているのが分かります。この分配器を信用すると、遅延は1フレームどころか全く無いことになります。(液晶側で前の数字が残っているのはホールド型の特性と応答速度の差)

また、上記サイトで75Hzの検証もしています。リフレッシュレート75Hzは、入力だけ対応していて表示は60Hzというモニタも多いのですが、このモニタは本当に75Hzで出力してくれます。

唯一の欠点とも言えるのは、ガンマカーブでしょうか。Windowsではガンマ値2.2を使うのが普通で、国際規格のsRGBでも2.2となっています。しかし、このモニタのデフォルト設定では、2.2から大きく外れています。デザイン関係で使う人は注意した方がいいでしょう。その後数日(色々設定等をいじりながら)使っていたら、なぜか「標準」や「カスタム」でもガンマ2.2になりました。

ガンマ値の測定は、専用の機材がなくても目視で行うことができます。下の画像の各色のグラデーションで、左右の滑らかな部分と中央の市松模様が同じ明るさに見えれば、ガンマ値2.2となります。(ただしSafariではPNGのガンマ補正問題があるので注意してください)

ガンマ2.2確認画像

色設定のプリセットモードを「マルチメディア」か「ゲーム」にして、コントラストを50前後にすると、だいたいガンマ値が2.2になるようです。ただし、マルチメディアに設定するとRGBのゲインを調整できません。この設定だと、私が今まで使っていたモニタよりも色温度が高めなので、もう少し下げたいのですが調整はできないようです。RGBのゲインが調節できるモードでは、ガンマ値が2.2ではなくなってしまいます。微調整はビデオカード側でするしかないですね。マルチメディアとゲームの違いは色温度みたいで、ゲームの方が色温度が高くなります。

さて、せっかくピボット対応で縦にできるのだから、さっそく縦画面を試してみました。

DELL 2209WAで東方風神録(体験版)

ピボット対応モニタでゲームする人なんてほとんどいないと思っていたので、東方風神録縦画面化ツールはジョークのつもりだったのですが、2209WAの登場で今後は増えるかもしれませんね。

ちなみにアス比固定機能は一応あります。ただし、4:3と16:10の手動切り替えで、入力信号に関わらず強制的にそのサイズになります。16:9の設定はありません。

また、19インチSXGAと縦のサイズはほとんど変わらないので4:3の動画に関しては変わらないと思っていたのですが、SXGAでは1280*960で表示されてしまうのに対して、このモニタでは1400*1050で表示されるので一周り大きく映ります。これは嬉しい誤算でした。

19,800円という価格もあり、私としてはこのモニタには満足しています。今まで視野角は問題ないと思っていたS-PVAのモニタでも、上のガンマ値確認画像を少し斜めから見るとガンマカーブが狂うのですが、このモニタでは全く狂いません。さすがIPSです。

追記

1680*1050(75Hz)を試してみました。GeForce9600GT(ドライババージョン182.50)では、標準では1680*1050で75Hzが選択できないので、カスタム解像度で追加しました。

2209WA-75Hz

1080i入力も試してみました。インターレースモードではオーバースキャンになり、タスクバー半分ほどの高さが表示されなくなります。(ちなみに1080pでは画面いっぱいに縮小表示となりました)

2209WA-1080i

ついでに、ファクトリーモードも確認。(下手にいじると悲惨なことになるので出し方は伏せます)

2209WA-service

製造はFOXCONNのようですね。

タグ:液晶モニタ
2009年06月21日 【PC環境・周辺機器】 | コメント(5) |
2009年05月28日

e-IPSは低価格PCモニタの救世主となるか?

液晶パネルには大きく分けてTN、VA、IPSの3種類の方式があることは、知っている人も多いと思います。

3つの方式の特長を簡単に説明すると、次のような感じです。

  • TN --- 製造コストが安い。視野角が狭く特に上下方向が狭い。下から見上げると悲惨。
  • VA --- 製造コストはそこそこ。黒の表現が得意。テレビ用パネルに多い。
  • IPS --- 製造コストが高い。ほぼ真横から見ても大丈夫なほど視野角が広い。

ただし、PC用モニタで使われているIPSパネルは、日立が10年前に開発した技術をベースにしたもので、最新のIPSパネルは使われていません。

かつてはPC用液晶モニタはVA方式が主流で、TN方式は17インチ以下の小さいモデルのみで使われるのが一般的でしたが、徐々に大画面でもTN方式が使われるようになり、今では24インチまでもTN方式が使われています。TNが勢力を伸ばした分、VAを採用するモニタは激減し、今では普及価格帯で非TNのモニタを探すのが大変な状況となっています。

そんな中、LGがe-IPSという新しいパネルを開発しました。e-IPSはIPS方式でありながら、製造コストはTN並という夢のようなパネルです。

そのe-IPSパネルを採用した最初のモニタが、DELLから発売されました。

デル、29,800円のIPSパネル搭載22型ワイド液晶 (PC Watch)

TN方式の22型ワイド液晶モニタは20,000円程度なので、さすがにTN並とはいきませんが、このくらいなら十分競争できると思います。

そろそろモニタの買い替えを考えていた私は、今のところこれが第1候補となっています。(第2候補は三菱のRDT241WEX)

このモニタは次のような人におすすめです。

  • 縦画面で使いたい(TNを縦にすると横方向の視野角が狭くて悲惨)
  • Excelを画面いっぱいに広げて使うことが多い(TNだと画面の上と下で色が変わって見難い)
  • 動画を再生しながら寝転んで見たりする
  • 人と違う物を使ってマニアっぽい気分になりたい

今回発売になったDellのモニタは、ピボット機能もあるので縦画面にも簡単にできます。

まだ実物を目にしていないので、画質についてはよく分かりません。LG製IPSパネルでよくあるバックライトの光漏れ(黒浮き)が改善されていればいいのですが。視野角については、YouTubeにあった比較動画を見た限りでは、問題なさそうです。

私は低価格PC用モニタ用途で期待しているe-IPSですが、小型テレビ向けの需要もかなりあるのではないでしょうか。小型液晶テレビにTNパネルを使っているメーカーもありますが、大型テレビよりも小型テレビの方が設置場所に無理がある場合が多いので、TN方式の抱える視野角の欠点は致命的だと思います。視野角の広いe-IPSがTN並の価格で作れるのならば、小型のテレビはe-IPSが主流になるかもしれません。

タグ:液晶モニタ
2009年05月28日 【PC環境・周辺機器】 | コメント(5) |
2009年05月27日

VistaがSP2で本気を出したようです

昨日の深夜にVistaのService Pack 2が正式リリースされました。

32bit版 Vista Service Pack 2 ダウンロードページ

64bit版 Vista Service Pack 2 ダウンロードページ

私は新しいソフトのインストールには慎重な方で、普段ならば少し様子を見てからインストールするのですが、SP2を入れた人達からかなり速くなったという報告があったので、我慢できずにさっさとインストールしてしまいました。

さて、実際に使ってみた感想ですが…なんですかこの速さはw

主に.NETアプリケーションの起動時間がとんでもなく短縮されています。初めて起動するときは少し時間がかかりますが、2回目以降はとんでもない速さです。(ちなみにSuperFetchは切ってあります)

試しにVisual Studio 2008 Standard Editionをスタートメニューから選び、ウインドウやツールバーの描画が全て完了するまでの時間を計ってみたら、だいたい0.4秒でした。SP1でSuperFetchが効いてるときよりも速いですね。

.NETアプリケーションは起動するのに時間がかかることが最大の欠点でしたが、今回のサービスパックでその欠点は無くなったと言っていいと思います。

今までは起動が遅すぎて使う気にならなかったWindows Live メールも、これなら使う気になりますね。(実はWindows7で一番心配なところだった)

2009年05月27日 【PC環境・周辺機器】 | コメント(0) |
2009年05月17日

クローンモードは遅延測定に使えない?

昨日の記事で使った走査線位置を調べるプログラムで、以前から疑問に思っていたクローンモードでの同期について確認できることに気が付きました。

LCD Delay Checkerでは、クローンモードで2つの画面が同時に更新されることを期待しています。片方の画面にn番目の走査線を出力している際に、もう一方も同じn番目が出力されているという状態です。

PC用液晶モニタはリフレッシュレートが60Hzで、日本のテレビは59.94Hzなので周期が合いませんが、液晶モニタはだいたい59Hzくらいまでは受け付けているので、同じ周期で更新しても表示は可能です。また、クローンモードにすると(NVIDIAのドライバでは)プライマリモニタ側のリフレッシュレートしか設定できず、セカンダリモニタのリフレッシュレートは選択不可能になります。

これらのことから、同時に更新されているのではないかという仮定をしていました。もし2つの画面が同期しているならば、昨日のプログラムを動かすと両方の画面に同じグラデーションが表示されるはずです。

さて、実際にクローンモードでプログラムを動かしてみると……セカンダリモニタのグラデーションがスクロールしていましたorz

2つの画面の更新は非同期で、独立したタイミングで走査しているようです。走査線位置の取得はプライマリモニタ側で有効で、テレビ出力側をプライマリにするとPCモニタ側がスクロールし、PCモニタ側をプライマリにするとテレビ出力側がスクロールしました。

というわけで、LCD Delay Checkerを使った遅延測定は、クローンモードでは最大1フレームの誤差が発生します。

ちなみに、この確認はGeForce 9600GT(ドライババージョン178.13)で行いました。異なる環境では、異なる結果になる可能性もあります。

タグ:液晶モニタ
2009年05月17日 【PC環境・周辺機器】 | コメント(3) |
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