2007年11月02日

攻撃が多彩であるということ

テレビゲームをしていて、ボスキャラとの対決は一番面白い部分だと思います。ボスキャラは強力で多彩な攻撃をしてきて、倒すのが非常に困難であるのが一般的であり、攻撃は単調ですぐに死んでしまう雑魚キャラとは一線を画しています。

しかし残念なことに、多彩な攻撃というものを理解していない人が作ったゲームも多い。

真に多彩な攻撃というのは、敵の攻撃の種類が多いのではなく、その攻撃に対してこちらが取るべき回避行動の多さが重要です。

敵が赤い弾と青い弾と緑の弾を撃ってくるが全て画面下にいれば避けられるのでは、それらは3種類の攻撃とは言えず、1種類の攻撃と何も変わりません。全く同じ攻撃で、赤いときは燃えて、黄色いときは感電して、青いときは凍るなんてゲームもありますが、そんなのはちっとも面白くないです。

多彩な攻撃の見本として、カプコンのD&D Shadow over the Mystaraのレッドドラゴンの攻撃とその回避方法を挙げると

・爪でひっかく 手と反対方向にスライディングで逃げる or 画面下でドラゴンの顔付近にいる

・噛み付き 画面下でしゃがむ or 噛み付く直前にスライディングで逃げる

・落石 画面上に逃げる or ドラゴンが飛び上がったら1画面以上横に逃げる

・火柱 火柱のこない位置まで大きく逃げる or フレイムシールドでガードする or 火柱の隙間を抜ける

・縦ブレス 直前にドラゴンが息を吸うので、それに逆らって逃げる

・横ブレス 直前にドラゴンが息を吸うので、逆らわずに首の下に潜り込む

・全体ブレス 背景の岩の陰に隠れる

どの攻撃も見てから完全に回避する方法がありますが、全て回避方法が違います。そしてこれらの攻撃が連続で来たり、場合によっては2種類の攻撃が同時に来ます。

特に秀逸なのが縦ブレスと横ブレスで、どちらもドラゴンが掃除機のように息を吸うことで口元に吸い寄せられますが、片方はそれに逆らって逃げなければいけず、もう片方は逆らわずに突っ込む必要があります。慣れないうちは、どちらも逆らって逃げたくなるのでつい食らってしまいます。(即死攻撃なので食らうとゲームオーバー)

2007年11月02日 【ゲームシステム】 | コメント(0) |
2007年10月23日

2体の敵は単体の3倍強い

テレビゲームをしていて、1体なら弱い敵が2体・3体いると物凄く強く感じたことはありませんか?実は全く同じ敵が2体になると、その強さは単体の2倍ではなく3倍強くなります。

敵の強さというのは感覚的なもので数値で表すのは難しい要素ですが、ここでは「その敵を倒すまでにこちらが受ける被害」で評価することにします。

まず、敵Aを倒すのにかかる時間をt、その間にこちらが受けるダメージをdと定義します。

敵が1体のときにこちらが受ける被害は、当然dになります。

2体の場合はどうなるかというと、A1を倒すのにtの時間がかかり、その間A1とA2から攻撃されるので2dの被害を受けます。次にA2を倒すのに同じくtの時間がかかり、その間にdの被害を受けます。結果的に、2tの時間がかかり3dの被害を受けることになります。

1体のときはd、2体のときは3dなので、この評価方法では3倍強いことになります。同様に3体のときは6倍、4体のときは10倍になります。

ただし、複数の敵に同時にダメージを与えるような攻撃をせず、また敵の数をなるべく減らすように1点集中で攻撃することが前提になります。(2体に満遍なく攻撃すると4dの被害を受けてしまうので損)

アクションゲームの場合はここまで単純にはいきませんが(システムや立ち回りによって4倍以上にも2倍以下にもなる)、ターン制のRPGやシミュレーションゲームでは大体この評価方法が当てはまると思います。

ゲームを作る際は、この敵の数と強さは比例しない法則を覚えておいた方がいいでしょう。1体の敵より少し強い敵を用意しようとして単純に同じ敵を2体、3体にすると想定以上に敵が強くなってしまいます。

遊ぶ側も、敵の数が減れば劇的に弱くなることを覚えておくと攻略が楽になります。ただし、全体攻撃魔法のような複数同時に攻撃する手段があれば、場合によってはそちらを使った方が楽になります。

2007年10月23日 【ゲームシステム】 | コメント(0) |
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