2012年02月06日

Aterm WR9500Nコンバーターセットを買ってみた

今まで無線LANしかネット環境が無かった部屋に、インターネット対応テレビやスカパーHDチューナー等のネット対応家電が増えてきたので、有線LANから無線LANに変換するイーサネットコンバーターを導入してまとめて接続することにしました。

既に無線LAN環境はあるので、最初は子機のコンバーターだけを買うつもりだったのですが、必要なポート数などを考えるとプラネックスの安いものは駄目で、BUFFALOの4ポートの子機は5GHz対応なのに親機が未対応でもったいない…等と考えてたら、NECからWR9500Nのコンバーターセットなるものが出ていることを知りました。

WR9500N

WR9500Nは5GHz帯対応の無線LANルーターで、スイッチ切り替えでコンバーターとしても使うことができます。コンバーターセットでは、WR9500Nが2台入っていて片方を子機として設定してあり、無線LANの設定も済んでいるので箱を開けて設置すればそのまま使うことができます。

特にこだわりがなければそのまま使ってもいいのですが、私はSSIDや暗号化キーを初期状態から変更したかったので、その設定も含めて初期設定手順を書いておきます。

今回の設定は、インターネットへの接続、DHCPを設定しなおして以前のネットワークと同じIPアドレスにする、無線LANのSSIDや暗号化キーを変更する…という手順で行います。SSID等を初期状態のまま使う場合は、出荷時に子機も含めて設定済みなのでほとんどの作業は必要ありません。

以下、作業をしながらやったことを列挙していきます。

  1. 配線などの物理的な接続を済ませます。
  2. 親機に接続済みのWindows PCから、エクスプローラーの左側のペインで「ネットワーク」を選択すると、ネットワークインフラストラクチャという欄にルータが出てくるので、右クリックメニューから「デバイスのWebページの表示」を選びます。(説明書では親機のアドレスをブラウザに直接入力するように書かれていますが、Vista以降ではこの方法が楽です) 
    aterm
  3. 最初に開いたときはパスワードの設定を求められるので、適当に設定します。NECのルーターはパスワード無しは駄目なようです。パスワードを入力すると、今度はIDとパスワードの入力を求められるので、IDには「admin」、パスワードは今設定したものを入れます。
  4. ルーターをインターネットに接続するための「らくらくWebウィザード」の画面になるので、プロバイダの設定をします。ここはプロバイダによってまったく違うので、ルーターの説明書とプロバイダの会員情報の書類をよく見て設定します。
  5. 以前のネットワーク構成はルーターが192.168.111.1、PCが192.168.111.2〜という設定だったので、同じようにIPアドレスが割り振られるようにDHCPを設定します。[詳細設定]-[LAN側設定]から、IPアドレス/ネットマスクを「192.168.111.1/24」にして保存します。これをするとルーターのIPアドレスが変わってしまうので、接続が切れてしまいます。また、この時点ではPCのIPアドレスは192.168.0.xのままでルーターの192.168.111.1とは異なるネットワークになってしまうので、ルーターから新しいIPアドレスを貰う必要になります。コマンドプロンプトを起動してから「ipconfig /release」「ipconfig /renew」と入力すればIPアドレスが更新されます。よく分からなければPCを再起動でもいいでしょう。
  6. いくつかのPCはIPアドレスを固定で使うので、[詳細設定]-[DHCP固定割当設定]で固定します。この設定はBUFFALOのルーターならばDHCPリース画面でボタンを押すだけで簡単に設定できますが、NECのルーターではいちいちMACアドレスを入力する必要があって面倒くさいです。
  7. [ポートマッピング設定]、[PCリモート起動設定]などの必要な設定も済ませます。また、[その他の設定]にある「ホームIPロケーション機能」にチェックを入れました。これは無料で使えるダイナミックDNSに相当する機能のようです。一般的なダイナミックDNSとは違いホスト名をハッシュコードのような値で勝手に決められてしまうので、とても覚えられるようなアドレスではありません。普通のダイナミックDNSサービスにも対応していますが、有料のところのみで無料サービスは使えないようです。
  8. やっと無線LANの設定です。[無線LAN基本設定]はそのまま。[無線LAN詳細設定(2.4GHz)]でSSIDと暗号化キーを設定します。1つの無線機能に2つのSSIDを設定できるので、対象ネットワークを選択のところで2つ目のSSIDを選んでから「選択」を押します。2つ目はセキュリティの甘いWEPで使うので、ネットワーク分離機能(インターネットとの接続のみできてローカルのネットワークには接続不可)にチェックをいれておきます。WEPの暗号強度は接続機器の都合で64bitに落としました。
  9. 同じように[無線LAN詳細設定(5GHz)]も設定します。5.3GHz、5.6GHzの使用はレーダー波の確認などが入って接続が遅くなるようなので使用しませんでした。
  10. 次はコンバーター(子機)の設定です。ここは簡単に「らくらく無線スタート」で設定します。まず親機の[らくらくスタートボタン](ルーター本体についているボタン)を約6秒間押し続けて、POWERのLEDを緑点滅状態にします。同様に子機のボタンも長押しして、緑点滅状態にします。そのまましばらく待つと、双方のLEDがオレンジ色で点滅し始めます。オレンジ点滅の状態から、親機のボタンを長押しするとオレンジ点灯状態になります。そのまま少し待つと緑点灯に戻り、少し遅れてから子機のAIRランプ(無線接続確立)が点灯します。
  11. これで設定は完了です。もし、コンバーター側の設定を変更したい場合は、コンバーターのACアダプタを抜いて10秒ほど放置してから、らくらくスタートボタンを押しながらアダプタを挿し、CONVERTERランプが点滅するまでボタンを押しっぱなしで待ちます(20秒くらい?)。この状態でコンバーターは192.168.0.245というアドレスになっているので、コンバーターに有線接続したPCからブラウザで開いて設定します。

一通りのセットアップを終えた感想

NECのルーターは上級者向けみたいに言われることがありますが、正直なところ上級者にこそ残念なインターフェースだと思います。全体的に設定画面のインターフェースが貧弱で、細かい設定をするのに手間がかかり、ユーザビリティのことをあんまり考えてない感じです。

また、現在の状態を表示する機能やログ機能が貧弱すぎて、クライアントの管理が全くと言っていいほどできません。無線LANに知らない機器が接続されていても、WR9500Nでは気づかないと思います。

速度や安定性には全く影響しない部分なので、もっと上手く作り込んで欲しいです。UIがセンスないと馬鹿にされる東芝のレコーダーなんかより酷い感じです。

それと、BUFFALOのルーターに比べて、LAN-LANの通信が遅いです。これは私の想像ですが、BUFFALOはそもそもルーターの速度が遅いのでLAN間での通信には一切関与せず(独立したL2スイッチ内蔵かも?)、WR9500NはLAN間の通信にもルーターが関与しているのではないかと思います。そのかわり、BUFFALOのルーターではできない、LAN間でのパケットフィルタが使えます。(必要な機能とは思えないが)

2012年02月06日 【PC環境・周辺機器】 | コメント(1) |

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この記事へのコメント

本文でLAN-LANが遅いと書いたけど、実際に両方比べてみたら、そんなでもなかったです。
WR9500Nは、巨大なファイルの転送を始めた直後は800Mbps以上出て、むしろBUFFALO製品よりも速いです。
ただ、800Mbps↑を維持できるのは短時間だけで、時間が経つにつれて速度が低下していく傾向があります。また、転送速度に波があって安定せず、フラフラと変化しています。
一方のBUFFALO製品は、650Mbpsくらいで安定した速度が出ていました。
Posted by 新坂 at 2012年02月08日

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