いまネットブックの購入を検討していて色々な機種を眺めているのですが、筐体が小さい分キーボードには各社苦労しているようで、中にはとんでもない配列のものがあったりします。
私にとって理想のキー配列はミネベアの109キー日本語キーボードです。スペースキーが長い方がいいという人もいますが、私は[V][B][N]の3つ分の長さが好きです。
より正確に言うと、[V][B][N]の3つ分の「長さ」が重要なのではなく、[F]と[J]の下にスペースの端が来る「位置」が重要です。この位置だとホームポジションに手を置いた状態で親指が自然にスペースと[無変換]や[変換]の間にくるので、親指の動きだけで押し分けることができます。
ネットブックのキーボードを比べて見ると、ASUSなどの台湾メーカーは工○舎のキーボードをパクっているおかげで意外と良い配置なのに対して、DELLやHPのような力のある米国メーカーの日本語キーボードが酷い配置です。
HP2133は英語キーボードは素晴らしかったのですが、日本語キーボードでは最下段のキーをほとんど省略せず、またスペースキーを長く残したために、CtrlやAlt等がとても細くなっています。
せっかくキーが大きくて打ちやすいのが長所だったのに、これでは台無しですね。
DellのInspiron mini 9は、英語版でもかなりのキーを省略して攻めたキーボードでしたが、それを日本語化するのはちょっと無理があった感じです。
増えたキーの行き場が無くなり、すごいことになってます。この[半角/全角]キーの位置には、インド人もビックリです。
他メーカーは[半角/全角]キーの位置と、最下段のスペースキー周辺が多少違う程度で、どこも似たような感じですね。日本語キーボードでは右Altは位置が悪くて非常に使いにくいので、私は無くても構わないです。右Ctrlもそんなに使いません。アプリケーションキーも使わないんだけど、これは障害者が必要なキーらしいので残しておいた方がいいかもしれませんね。
どんぐりの背くらべ状態の中から1つ選ぶとしたら、私はAspire Oneの配列です。
左のCtrlとFnが窮屈なのが残念ですが、[Page Up][Page Down]が独立したキーでこの位置に配置されているのがいいです。その分カーソルキーが小さくなっていますが、Shiftの横に埋もれている配置よりは良いと思います。
ただし、Aspire Oneは画面がグレアパネルなので、残念ながら私の選択肢には入りません。



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なんかもう、デファクトスタンダードとかそんな言葉に縛られる自分が恥ずかしくなってくるミラクルキーボードですな。