2008年12月20日

Python3.0出ました

ちょうど当ブログの引越し作業期間中に、Python3.0がリリースされました。

Pythonは元々エレガントな文法を信条としている言語ですが、2.xで互換性を保ったまま数々の拡張がされていった結果、少々煩雑になってしまいました。そこで3.0では、いったん過去の互換性を捨てて、もう一度言語構造の整理が行われています。

3.0での変更点で一番影響が大きいのが、文字列型がstrとunicodeの2種類から、Unicodeベースのstr型1本に絞られることです。これにより、Pythonで扱う文字列は基本的にUnicodeだけとなり、他の文字コードは入出力の際に変換するようになります。また、従来のstr型が担っていた任意のバイト列格納のために、bytes型が新設されています。

Python3.0のUnicode対応は本格的で、ソースコード中の識別子にもUnicode文字列が使用でき、変数名や関数名に漢字や平仮名を使うこともできます。(小中学生の教育用かギャグ以外で使う人はいないと思いますが…)

プログラミング言語としてPythonを使っていない人にも、このUnicode対応は大きな意味を持っています。

いまバージョン管理システムはSubversionが主流ですが、次の主役の座を狙って争っている次世代の分散型バージョン管理システムのうちの2つがPythonで実装されています。

しかし、これらのシステムはまだ成熟しきっていないということもあり、WindowsとLinuxのように異なるプラットフォームから同時に利用しようとすると、文字コードの問題を抱えています。

日本のように主要な文字コードが4種類も存在する環境が特殊なので仕方ないことですが、Python3.0によってUnicodeで統一されればこの問題も簡単に解決すると思います。

なお、Python3.0は2.xと互換性がありませんが、その橋渡し役としてPython2.6があります。2.6では3.0で使えなくなる機能に対して警告を出したり、3.0の機能の一部を取り入れることができます。また、2.6→3.0への自動変換ツールも用意されており、意外と簡単に移植できるそうです。



タグ:Python
2008年12月20日 【プログラミング】 | コメント(0) |

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