2007年12月19日

光学式マウスの話(スペックの見方)

光学式マウスはボタンの数やホイールの種類以外に、センサの性能が公開されていることが多いです。今回はその数字の説明です。

  • dpi

マウスを1インチ移動させたときに、何カウント分の信号を発生させるかの値です。数字が大きいほどカーソルの動きが早くなります。

カーソルのスピードはOSの設定から変更できますが、遅いマウスを補正で速くすると1ピクセル単位の操作ができなくなってしまいます。

マウスの1カウントがそのままスクリーンのドットに対応するわけではないので、dpiという単位は不適切で、cpi(counts per inch)を使うべきという意見もあります。

400〜800dpi程度が一般的で、レーザーマウスでは3200dpiという製品もあります。必ずしも値が大きいほど良いわけではありません。普通は800dpiもあれば十分でしょう。

  • fps

光学式マウスは操作面を一定間隔で撮影して、それらの画像を比較することで移動量を検出しています。画像比較で移動を検出するには、1つ前に撮影した画像と重なっている領域がなければいけません。マウスの移動速度が速過ぎると、画像の重複領域が無くなってしまい、移動を検出できなくなってしまいます。

1秒間に何回イメージを取得するかを表すのがfpsです。この値が大きいほどカーソルの追従性が良くなり、素早くマウスを動かしてもカーソルの動きがおかしくなりません。

現在売られているマウスでは2000〜10000fpsの物があります。

  • レポートレート(Hz)

マウスの状態を取得する頻度を表す数値です。

USB接続の入力機器は、USB1.1のLow Speedモードでインタラプト転送を使用するのが一般的です。このインタラプト転送では1〜255msに1回、最大8バイトのデータを転送することができます。一般的なUSBマウスではこの間隔が8msになっており、125Hzとなります。

この間隔は操作遅延と、カーソルの追従性に影響します。

125Hzのマウスでは、ボタンを押したりマウスを動かしてからその情報がPCに伝わるまでに、ワーストケースで8msの遅延が発生します。

また、マウスの移動量は8bit値が使われるのが普通で、8bit値の最大値127*125Hz=15875が1秒間に通信できる最大のカウント数となります。800dpiのマウスの場合、15875÷800≒20となり1秒間に20インチ動かす速度が、そのマウスのプロトコル上の限界速度になります。

dpiが高いレーザーマウスでは、カーソルの追従性はセンサ性能よりも、こちらがネックになっている場合があります。

マウスでゲームをしなければ、これらの数値はそれほど意識する必要は無いです。今売られている最低ランクのマウスでも、ブラウザの操作をする分には全く問題のないレベルです。一番最初に出たマイクロソフトの最高峰のマウスよりも、今のマウスの方がセンサの性能は上がっています。

2007年12月19日 【PC環境・周辺機器】 | コメント(0) |

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